07 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 09

それいけ!ドクターヘリ

高知医療センターでの日々と思いを、アンパンマンと高知の写真と共に綴る高知ドクターヘリのブログ

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Posted on --/--/-- --. --:-- [edit]

category: スポンサー広告

TB: --    CM: --

--

東日本大震災3 

振り返りで震災における高知県ドクターヘリの活動をお送りしています。

3月13日朝、活動開始です。
前日は早く就寝したので朝も早く起きることができました。
朝ご飯を手早く済ませ、整備士さんの体調を気にしつつアンパンマンのアタマをなでて、一日の安全のをお祈りします。

このヘリが駐機している花巻空港は岩手県の中でも内陸であり、
地震の影響で電気は止まっていたものの、津波の影響はなく空港自体は使用可能でした。

地震被災地におけるドクターヘリ活動。
どのような内容で活動できるのか、まったくわからないままに準備し、ここまで来ていました。

持参した医療資機材は、最初の積み込みではSCUのDMAT資機材を想定していましたが、
ヘリの中に入らないことがわかり、ヘリ搬送専用ミッションのための資機材にきりかえてきました。

ヘリ隊の打ち合わせに加わります。
この日は合計6-7機のドクターヘリでの活動になりました。
ヘリによる主なミッションは被災地沿岸から、この空港あるいは盛岡市周辺の病院までの転院搬送でした。
自衛隊ヘリや消防防災航空隊ヘリ、警察ヘリも、もちろん活動していました。

3/13

低体温・下肢感染症の方の転院搬送ミッションがかかりました。
大船渡病院からです。
付き添いの娘さんは自宅が半壊状態でついて行くことができず、見守られながら離陸することとなりました。
その心情は量りしれませんでした。

この後は資機材搬送に切り替わったため、
フライトドクターとしてはすることがなくなりほかのミッションを探すことにしました。

それは、十数機集結していた消防防災ヘリへの同乗です。
DMATはこの時点で多く集まっていましたので、そういう活動もいいのでは、というひらめきです。

高知県消防防災ヘリもこの空港にきていたため、隊長を通じて統括の岩手県消防防災航空隊へと紹介していただきました
これは、いままで構築してきた消防防災航空隊との連携があってこそなのだろうかと、とてもありがたく思いました。

すると間もなく、高知県消防防災航空隊・山崎隊長の斡旋で、妊婦さんの出血性ショックの搬送が入りました
同乗させていただくのは北海道の消防防災ヘリBell412EP「はまなす2号」です。
この時点ではまだDMATが防災ヘリに同乗する許可が花巻空港統括DMATからおりていませんでしたが
DMAT調整員に連絡して許可をとりつけつつ、防災ヘリのもとに移動します。
DSC01260.jpg

ドクターヘリとは違った余裕のあるBellの機内スペースに驚きながら乗り込みます。
そして離陸。
引き継ぎ場所へは難なく到着。
避難所の公民館に傷病者がいるとの情報でした。
実際には、お目当ての方はすでに自衛隊機が搬送しており、もうひとり発生した意識障害の傷病者を搬送することになりましたが、
災害時はこのような柔軟な対応が求められます。
北海道消防防災航空隊のみなさん、お世話になりました

高知県ドクターヘリのほうは、というと大船渡病院からの資機材搬送が1件あり、これで活動終了となりました。
他にも石巻赤十字病院の情報収集のミッションがあったのですが、
石巻の女川原発で放射能が観測された、との放射能漏れの危険に関する情報もきていました。

被爆の可能性と危険性、それと相反する被災地での需要。
悩みどころでしたが結局はDMAT本部からそのミッションのキャンセルがかかり、行くことはありませんでした。
放射能漏れの情報は結局は誤報でしたが。


一日の活動が終了しましたが、「搬送件数が少ない」、と感じました。
被災地にはきっと、まだまだ搬送してほしい患者さんがいるのではなかろうか、
もっと有効な使い方はできないのだろうか、など。

…実際の津波の影響力を知ったのはその後のことでありましたが、倒壊家屋で怪我をした重症患者さんの多くは流されてしまったのでは、ということは、この活動中、じわじわ実感されてきていました。

しかし、このときはじれったい思いのほうが強く沸き上がってきていました。

またこの活動中、北日本航空さんには大変お世話になりました。
美味しいコーヒーから雨風をしのげる場所まで親切にしていただきありがとうございました。
この場を借りてお礼を申し上げます。

(つづく)
関連記事
スポンサーサイト

Posted on 2011/04/14 Thu. 10:47 [edit]

category: 東日本大震災

TB: 0    CM: 0

14

コメント

Comment
list

コメントの投稿

Secret

Comment
form

トラックバック

トラックバックURL
→http://drheli.blog55.fc2.com/tb.php/9-7580446d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

Trackback
list

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。