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それいけ!ドクターヘリ

高知医療センターでの日々と思いを、アンパンマンと高知の写真と共に綴る高知ドクターヘリのブログ

桜ふぶきに舞い降りる 

朝の回診中のことです。
突然の気分不良と激しい頭痛・おう吐、との現場要請があり、
須崎市にあるヘリポートに行ってきました。
このヘリポートは須崎市の小高い丘の上にあり、桜やつつじが咲きほころんでいました。

CIMG0859.jpg
救急車待ちの1分間のひとコマです

ヘリにはダウンウォッシュと呼ばれる下降気流があり、
着陸場所には台風以上の風が吹き荒れます。

高知は桜の花が満開をすこし過ぎた頃で、そこにドクターヘリの風。
桜の花びらが舞い散る中、フライトドクターは飛び出していきました。

患者さんは救急車内で強い頭痛を訴え、おう吐を繰り返していました。
血圧も高く、くも膜下出血などの脳出血が疑われます。
一刻も早い搬送が望まれましたが不穏で暴れており搬送自体が危うい状態。

そこでフライトドクターは鎮静・鎮痛のもとに気管挿管を行うことを決断しました。
麻薬が投与され、眠るようになったところで、そぅっと、しかし素早く確実にチューブを入れます。

強い刺激が加わったりすると、出血が増悪することがあるためです。
チューブが確実に気管内にはいったことがわかると、フライトクルーは安堵しました。
筋弛緩薬を投与して安全に搬送します。

向かう先は、高知医療センター。
脳神経外科医がすでにスタンバイしているとのこと。

その後、画像診断で脳出血が判明し、緊急手術となりました。
あのまま救急車で搬送されていたら、おそらく窒息か脳出血の増大で大変な状況に陥っていたと思われます。

いまはドクターヘリでの活動ですが、
この前まではこれを防災ヘリで「ドクターヘリ的運用」として行っていたわけですから
高知県の防災ヘリのレベルがいかに高かったかがわかると思います。
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Posted on 2011/04/12 Tue. 15:13 [edit]

category: 事案

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