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それいけ!ドクターヘリ

高知医療センターでの日々と思いを、アンパンマンと高知の写真と共に綴る高知ドクターヘリのブログ

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二基のエンジンのもとで繰り広げられる判断 

ゆーいちです。台風が過ぎ去り朝晩の冷え込みがぐっと感じられるようになりましたね。バイク通勤にはちょうどいいくらいでしょうか。
アンパンマンのついた高知県ドクターヘリは、現在定期検査中。
それでも要請はどんどんきていて、代替え機もてんてこまいの日々です。

そんななか、思い出に残る搬送が。
心肺停止から直近病院で蘇生されての転院搬送ではあったのですが、なんだか様子がおかしい
気管挿管されており接触した最初に呼吸音を確かめて最適な位置にあることを確認してはあったのですが、つないでみた人工呼吸器の気道内圧がなんだか高すぎてピーピーとアラーム音が。
呼気二酸化炭素濃度をはかっても正常値ながらもSpO2の数値はどんどん下がりつづけ、バッグバルブマスクでの換気には抵抗がありました。そう、換気抵抗があったんです。でもなかなかアノ確信がつきませんでした。

我々スタッフが搭乗しているヘリの後方キャビンというのは、鉄板を隔てたその頭上に2基のエンジンがうなっていてローターも一生懸命回転して高速で飛行しているため風の音も混じり、かなりの騒音になります。身動きのとりにくいキャビン機内での観察・処置は通常の診療と比べると、すごく限定された環境になるんです

結局…嘔吐物による挿管チューブ閉塞があったわけですが、いろんな評価を組み合わせての、この判断が難しい。
そして気管挿管チューブを抜くという事は、その直後にはおそらく「ヘリ機内での再挿管」という大仕事が鎮座しているわけで、大きな決心が必要になります。リスクのある処置があるのがわかっているのに、君にはそこに向かっていく心構えができているのか。

基地病院着陸まであと5分
SpO2は下がり続けてついに70%台に


さて、どうしたら?

決心した後は早かったです。
フライトナースにインカムで状況と方針を伝え、エアウェィスコープを準備してもらいつつ、こちらでは挿管チューブを準備してセット。コミニュケーションがとりづらい環境ですので、この作業はあうんのタイミングと分担しかないのかもしれません。
チューブを抜いて、即座にビデオ喉頭鏡で確認しながら確実に声門を通過させます。
すぐさま聴診とETCO2で、仕事が確実にできたことを確認します。

病院屋上ヘリポートへはもちろん安定した状態で着陸し、エレベーターに。
ぷるるるる、るほっとしたのも束の間、一斉同報の携帯電話がなります。

次の要請がはいったようです
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Posted on 2013/09/18 Wed. 17:38 [edit]

category: 事案

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