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それいけ!ドクターヘリ

高知医療センターでの日々と思いを、アンパンマンと高知の写真と共に綴る高知ドクターヘリのブログ

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フライトナースに迫る危険 

山奥で蜂に刺されて気分が悪くなった患者さん、ということで消防が接触前のヘリ要請をしてきてくださいました!
蜂アレルギーによるショック状態を想定してのドクターヘリ要請でした。季節柄、多い症例だなーと思いながら急行した現場

引き継ぎ場所のヘリポートに搬送してきてくれたのはやはりアナフィラキシーの患者さんで消防の見立て通り
重篤なアレルギーがおこると気道に浮腫がおこって窒息することもありますが、幸いそこまでは至っていない様子。アドレナリンを筋肉注射で投与してみます。
そして血圧は…?橈骨動脈は触れず、かなり低いみたい。マンシェットで触診80mmHgしかないショック状態。フライトナースが気を利かせて素早く18Gの太い留置針で静脈路を確保してくれました。輸液をすることで徐々に血圧が上がってきます。

現場で落ち着いた患者さんをヘリの機内に搬入して扉を閉め、航空ヘルメットを装着し安全ベルトを締めました。お互いにオッケーサインを出そうとしたその瞬間、フライトナースの背後に小さく黄色いものがうごめいていました

蜂です窓のあたりを右往左往しています。それが、患者さんを刺した蜂なのか、危険な蜂なのかもわかりませんが、攻撃されたらちょっとやばそうな大きさ

「離陸、ちょっとまって〜
そくざにパイロットに伝えます。傷病者を救うためのドクターヘリとはいえ、スタッフに危険が及ぶようではプロとはいえません。機内のフライトスタッフに、危険が迫っていた事を伝えます。
離陸後になんとかしようとしてもなかなか対処できるものではなく、患者さんも緊急処置で落ち着いていたため蜂をなんとかすることを優先しました。咄嗟の判断でした。

整備士さんに窓を解放してもらい、自由な空に蜂を誘導します。
ほっ
すぐに逃げていきました。よっぽど居心地が悪かったに違いありません
新たな傷病者の発生もなく、患者搬送ができました。
「離陸オッケーです

ヘリが離陸する際には、患者さんの状態もそうですが、ヘリの周囲の状況も把握して安全な離陸をしなければなりません。ダウンウォッシュで転倒してしまう散歩中の方もいらっしゃるかもしれませんし。
ヘリ機内の状況にも気を配る必要がありますが、どんなときも広い視野が必要な事を再認識しました


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Posted on 2012/08/07 Tue. 22:49 [edit]

category: 事案

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コメント

Re: タイトルなし 

> 咄嗟の判断で皆さんに何事もなくて本当~に良かったです(^-^)

そうです、危うく傷病者がひとり増えてしまうところでしたi-6これからも安全運航でがんばります。

URL | 齋坂 ゆ-いち #- | 2012/08/09 17:52 | edit

 

患者さんの救命も大事ですが、それ以上に自分の身の危険も守らなければいけない。本当に広い視野が必要ですね!!

咄嗟の判断で皆さんに何事もなくて本当~に良かったです(^-^)

URL | asuka takemura #- | 2012/08/09 11:04 | edit

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