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それいけ!ドクターヘリ

高知医療センターでの日々と思いを、アンパンマンと高知の写真と共に綴る高知ドクターヘリのブログ

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前線通過 

低気圧とともに春の寒冷前線が通過し、厚い雲と激しい雨が県内を襲った朝のこと、山間部で大型トラックの滑落事故がありました。
地元の消防団員さんのお陰で救出されたその男性は、ひどく重傷で外傷集中治療の可能な高知市内への搬送が望まれました。救急要請そしてヘリ要請となり、雨で出動を制限されのんびりしていたフライトドクターとフライトナースの目が冴えたのはいうまでもありません。
今回は防災ヘリでの病院屋上ピックアップでの出動でした。
雲に覆われた山間部への進入はできず、海沿いの離着陸場からは消防の車で地上アプローチです。

蛇のように曲がりくねった谷間の狭い道を10分ほど奥に入ると…むこうから傷病者を乗せた救急車のランプが見え隠れしてきました。消防さんのお陰で、予想よりも早いランデブーです。

CIMG2610.jpg

救急車に乗り換えて傷病者に接触!
山道で揺れる救急車内で踏ん張って初療しながらヘリの待つ丘に引き返します。
意識は保たれているとはいえ多発肋骨骨折に肺挫傷・血気胸で、息が苦しい、と叫んでいます。おまけに下腿骨折が疑われる場所から出血が。開放性骨折といわれる状態です。

ここで判断しなければならないのが、搬送中の現場における緊急処置をどこまでするか、ということ
以下のことがアタマの中をぐるぐるめぐります。

・血気胸の量と重症度
・処置にかかる時間
・病院到着までの搬送にかかる時間
・屋外における処置の無菌操作をどこまで保てられるか

総合的に判断して、病院到着まで胸部外傷の状態は待てる、と決断し麻薬性鎮痛剤を使い、迅速な搬送をメインにもっていきました。
幸い、病院到着まで状態変化することなく搬送ができ、この方は両側胸腔ドレナージのうえ整形外科にお世話になることになりました。
みなさん、お世話になりました。
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Posted on 2012/03/31 Sat. 15:07 [edit]

category: つれづれ日記

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