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それいけ!ドクターヘリ

高知医療センターでの日々と思いを、アンパンマンと高知の写真と共に綴る高知ドクターヘリのブログ

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日没直前要請 

昨日は、そのまま終わりそうにみえた夕方でしたが、
離陸可能時刻直前に、要請ラインが「チリンチリン」と鳴りました。

「50代男性、けいれん持続」
痙攣が継続すると、低酸素の状態となり、脳に酸素がいかなくなると重篤な後遺症をのこすことがあります。
場所は救急車なら1時間半はかかる場所。

そしてドクターヘリは日没になると飛ぶことができません。
この時刻と距離だと、現場滞在時間は5-10分しかないことが運航管理のCSにより指示されました。
微妙に雲もかかってきていました。

屋上で待機していたヘリにエンジンの火が入ります。
現場での処置をイメージし準備しながらランデブーポイントへ。

ヘリの方が早く到着しました。
救急車はヘリポートに向けて走っている最中であと6分はかかるとのこと。
日没が迫っている時間帯ではこの5分は貴重です。

高知県ではまだまだヘリポートが少なく、また山間部ではそのヘリポートを作れるスペースも限られます。
現場近くにヘリポートが多いほどドクターヘリの活躍は増えるのですが。
これが森林占有率日本一の高知県の現状です。

救急車がヘリポートに到着し、飛び乗ります。
痙攣が持続し、おう吐も数回あるという状況。これは吐物による窒息の危険もあります。
そして日没までの限られた時間。

静脈路を素早く確保し、痙攣止めの薬剤を投与します。
痙攣が頓挫したとところでおう吐による誤嚥防止も含めた気管挿管。
接触からヘリ搬入までの現場滞在時間は7分でした。

なんとか痙攣の緊急事態を脱し、日没時間にも間に合い、ほっとしながら雲の合間を抜け
病院へ帰還するドクターヘリでした。

ヘリポートがあそこにあったら…、という事案は以前にも経験しており、
まずはヘリポートの増設をお願いしたいところですね。
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Posted on 2011/04/17 Sun. 10:20 [edit]

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