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それいけ!ドクターヘリ

高知医療センターでの日々と思いを、アンパンマンと高知の写真と共に綴る高知ドクターヘリのブログ

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完成度、高っ! 

ヘリの準備棚に、ひときわ目を引く保温バッグが登場!

ドクターヘリやドクターカーでの病院前救護では加温輸液など保温をする必要のある点滴が欠かせません。
バッグに刺繍でデコっている「FMRC(エフマーク)」とは当院のラピッドレスポンスカーの名称で、Fast Medical Response Carの頭文字をとっています。

これまでは何の変哲もない、ただの紺色保温バッグでした。
それが、ドクターヘリ運航の四国航空の整備士さんのご厚意でこんなに素敵になるなんて、愛着がわきます。

宝物がまたひとつ増えました。

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ドクターカー用保温バッグ。横のラインもきらきらラメっています。

DSCF0556.jpg
刺繍のステッチ糸は文字の色ごとに変えているようです。もちろん、裏に糸は貫通していません。職人芸ですね。

おまけ
勤務終了後のこと…あるフライトナースが相談にきたそうです。
大事にしているマスコットに何か着せてほしい、と。
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名前を「しらいわ・もけけ」というそうです。
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おぶっている、蓑(みの)が整備士さんのお手製です。あったかいんだから~♪
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Posted on 2015/03/23 Mon. 08:20 [edit]

category: つれづれ日記

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23

山﨑隊長の定年退職 

高知県消防防災航空隊、山﨑隊長が今年度で定年となります。

歴代の航空隊隊員と高知県警察航空隊、海上保安部、高知県職員さんたち70名あまりが集まり、昨夜、三翠園で慰労会が行われましたもちろん当院からも出席させていただきました。

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山﨑隊長は平成7年に高知県に採用され、シコルスキー S-76B免許取得後に19年間、消防防災ヘリの操縦士として、また高知県消防防災航空隊の航空隊長として数々の災害出動に対応してこられました。
米軍戦闘機FA18の洋上乗員救助、日本で初めての臓器搬送、、高知県水害対応、孤立集落からの169人救助、高知県から始まり当院と連携した消防防災ヘリの「ドクターヘリ的運用」、そして医師の現場投入など枚挙にいとまがありません。

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屋上ヘリポートをもっていた当院も、救助者の積極的な受け入れと航空隊隊員への救急研修という形で活動に関わらせていただきました。その姿勢は今後も続いていくと思います。

今後も高知県の救急を見守っていて下さい

…と思っていたところ、新年度からも再任用職員として後輩育成にいままでどおりご活躍される予定、ということですので嬉しい限りです。
くれぐれもお体をお大事に、これからも宜しくお願いいたします

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Posted on 2015/03/22 Sun. 22:04 [edit]

category: つれづれ日記

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22

顔見知り 

日没前のドクターヘリ要請をいただきました。

高知県内の各消防では、日没時刻から逆算された要請リミット時刻が設定されています。
本日は119要請が入って重症!との判断のもとに覚知要請をされたようです。
接触したらあれやって、これ聞いて、とヘリ内で準備していましたが、すでに救急救命士さんが所見をしっかりとって発症時刻も詳細に聞いて無線でおくってきてくれました。

救急車に乗り込むと、そこに居たのは先週末にJPTECプロバイダーコースでお世話になったブース長さん。
タイムリミットが迫った状況ではこのような活動の連携は非常に助かります。
ありがとうございました。

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日没直後の高知医療センター

Posted on 2015/03/16 Mon. 19:37 [edit]

category: つれづれ日記

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「俺と一緒に夜から働かんね?」 

当院は海上保安本部でいう第5管区の太平洋側の最前線にあり、また以前から病院ヘリポートを有していたので連携がしやすかったために、いわゆる洋上救急があった場合には収容要請の連絡がよくあります。

本日は当院救命救急科のローテート研修医から、事案報告していただきました



「俺と一緒に夜から働かんね?」
こんな電話が入った。繁華街を歩く黒服のお兄さんから、ではなく、我が高知医療センター救命救急科のボス、喜多村先生からだった。時刻は20時半。
「大窪ちゃん、今何しよると?」即座に、集団感染?複数傷病者の事故?ICUで急変?・・・まさか飲み会??等と頭に浮かんだ。少し緊張しながら話を聞くと、太平洋沖の漁船に腹痛を訴えている患者さんがおり、明朝の日の出に合わせて救助に行くがどうか、というものであった。

僕が研修を初めてはや2年が経とうとしており、そのうちの6ヶ月間つまり1/4を救急科で過ごしているのだが、洋上救助は案件自体が少なくいつも見送る側で、同乗させてもらえる機会などこれが初めてだった。
当然答えはYesだ。

「じゃ、3時半集合ね」
急いで夕食をとり帰宅、就寝を試みる。救急の現場は患者さんがいつ来るか分からず、寝ておける時に寝ておくのが大事である。「はい!すやっと寝てシャキッと起きてこい」学生時代に救急科の指導医に当直の際言われた言葉だ。これがようやくできはじめたと思っていたが、この日はなかなか寝付けなかった。期待と緊張の両方を感じた。

2時半起床、眠い目を熱めの風呂でこじ開けて、3時半病院集合。
3時45分には高知海上保安庁の方が病院に迎えに来て下さった。今回の事案は海上保安庁と海上自衛隊の合同作戦だと聞いた。
「マルヨンマルマルジ、医療センター出発。」
つまり4時ちょうど、定刻にて医療センターを出発し、自衛隊の待つ高知空港へと向かう。道中聞いた話では、今回搭乗させていただくのはUS-1というプロペラ機で、喜多村センター長も初だということだった。自分にとっても最初で最後となるかもしれない。
そんなことを考えてる時、目の前の上空を大きなものが遮った気配がした。

それは岩国基地から飛来してきたUS-1だった。

空港に到着し、いつもは通らない道を進み、いつもは入らない建物に入る。自衛隊からの要請により空港は全機能を活かせる体制で人員の招集がされたようである。官制のモニターにはすでに待機しているUS-1が見える。想像していたのよりだいぶ大きい。横に並ぶ一般旅客機のプロペラ機と同じ程度に思えた。実機を見て、より緊張したのは言うまでもない。

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明らかに旅客機のそれとは違う、実用性のみを追求したタラップをよじ登り機内に入る。途端、ピリッとした空気を感じる。機内は赤色灯の薄暗い灯りに照らされており、ふと昔見た戦争映画を思い出した。違うのは映画館の柔らかい椅子でなく実用性を追求した固めの椅子であり、いまから実際飛ぶというリアル感だ。

機内をキョロキョロ観察する間もなく、即座に自衛隊員の方と打ち合わせが始まる。現場での救助と初療などの手順、行動の整理、空港に帰ってからの患者さんの引き継ぎ方法など。この段階では患者さんをどう下ろすかは複数候補があり、まだ決められてなかった。
「その辺は臨機応変にやりますから。」
という自衛官の言葉は非常に頼もしかった。幾度とそんな現場をこなされてきたのだろう。

現場となった足摺岬から数百キロの地点までは普通のプロペラ機のような乗り心地であった。機内では普段は明らかに立入禁止区域であろう箇所や計器類がたくさん目に入ってきた。1時間超のフライト時間中ずっと何らかの確認などの仕事をこなす自衛隊員の方々。
僕は少ない情報源から傷病者の状態を想像し、処置のシミュレーション、そして持参してきた資器材のチェックをしたりしていた。現場海域まではあっという間のことで乗り物酔いになる間もなかった。かなり緊張していたのかも知れない。

現場海域は着水可能かどうかの瀬戸際くらいの荒れ模様だそうで、ずっと旋回しながらポイントを探した。打ち合わせでは、着水できなければ一度引き返して海上保安庁のヘリで再度向かう手はずだった。患者さんの状態が詳しくわからないだけに着水と早期の接触を願った。

「着水を試みます!一度目は確認して、二度目で着水しますから!」
大きな声が聞こえた。一度目の確認では窓ギリギリに水面が見え、二度目で着水した(と思った)。感じたことのない大きな衝撃にびっくりしながらもホッとした瞬間、その後も次々と同じ衝撃を体感する。

思い出したのは小学生の頃に鏡川でよくやった「水切り」だ。なるべく丸く平たい石を探してサイドスローでやるあれである。
ちょうどそのような感じで何度か揺れたあと波間に揉まれる船のようになった。海は確かに荒れており、普段乗り物酔いしないタイプだと思ってたが、ほっとした次の瞬間にはしっかり嘔気に襲われていた。
着水後、機内まで救助してくるまでは僕たちは手を出せるシーンではない。…しかし嘔気は激しくなってくる。救助ボートの用意等で慌ただしくなる機内で傷病者を増やすわけにも行かず、また患者さん救助後に少しでも役に立つよう、このときは目を閉じ回復体位をとって患者さんの到着を待った(・・・なので、患者さんが運び込まれるまでは分かりません・・・)。

患者さんは前日の昼より腹痛を訴え海上保安庁に救助を要請していた。
バイタルサインのチェック、腹部の診察、超音波検査を迅速に行う。腹膜炎の疑いがあると判断し、輸液と抗生剤を開始すべく滴ラインの確保を試みる。やはり揺れる機内での静脈路確保は難しかったが成功し、治療開始しながら離水し、雲間から射す朝日のなか高知空港を目指す。

空港では南国消防隊が待機しており引き継ぎを待っていてくれた。US-1はハッチの位置が高く患者さんが寝た状態では下ろせないので、担架に固定し、ロープと滑車で下ろす。海上自衛隊のその迅速で淀みのない行動は、本当に日頃の訓練の賜であると感じた。

「ありがとうございました。お疲れ様でした。」
そんな言葉をかけていただいたが、今の自分にはまだおこがましい感じがした。でも、いつかこのようなかけがえのない仕事をしたいと思う。今回、一緒に救助活動をさせていただいたのは光栄であったし、普段目にしない海上自衛隊活動を間近で体験でき、身の引き締まる思いであった。

この場を借りて・・・今回、このような非常貴重な体験をさせて下さった喜多村センター長、同行を許可して下さった岩国海上自衛隊の方々、様々なサポートをして下さった海上保安庁・南国消防隊・高知空港の関係者の方々、本当にありがとうございました。

Posted on 2015/03/09 Mon. 19:43 [edit]

category: 事案

thread: 高知(土佐)  -  janre: 地域情報

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09

あちこちで院内急変が! 

(本日は、ヘリ活動とは直接の関係はありませんが、第2回院内メディカルラリーのご報告をします)

 「コードブルー、コードブルー」響き渡る院内放送。急に容態変化し心肺停止になった患者さんに、我先にと駆け付ける院内スタッフ達。あちこちから指示が飛び交い、狭い病室で混乱する現場…。

 院内でおこる成人の急変に対しての研修としてICLSコースが各地で開催されています。当院では年3回行われていますが、研修をうけたからといってこれを病棟急変などの現場ですぐに活かせるかというとなかなか難しいのではないでしょうか。

 そこで経験のひとつとして現場で実際の救急カートを用いたICLSができないだろうか、と試行錯誤した結果、実現できたのが去年から当院独自で行っている病院内での急変対応を軸としたメディカルラリーです。それが、去る猫の日(2月22日)に高知医療センター内でおこなわれましたので報告したいと思います。




1階ステージ

11番受付で緊急通報が鳴り響きます。どうやら、化粧室内で具合が悪くなった人がいる模様。チャレンジャーが駆け付けます
長い距離ですが、ここは体力の見せ所。

IMG_7051.jpg

(スタッフ扮する)防災センター警備員さんも異常を確認して先にきてくれていました。患者さんはどうやら化粧室出口まではたどりついたものの、倒れてしまったよう。
「大丈夫ですか??」意識がありません。真っ青にメークした患者役は顔見知りの救急救命士さんが息を止めて演技してくれています(心肺停止に早く気づいて〜!)。

急変現場に最先着として呼ばれた状況に、チャレンジャーも頭の中がまっしろで何をしたらいいのかわからなくなっています。
そして、ようやく気づきます。“だれか呼ばなきゃ!”「コードブルーをしてください!」

うらた1

心肺停止の判断がなされ、すぐに胸骨圧迫が始まりました。
防災センター職員さんも救命講習を受けたことがあるとのことで、指示のもと、心臓マッサージを行ってくれます。事務員のソラストさんもお手伝い。

いつのまにか家族関係の修羅場も展開され、倒れた患者さんには相当のストレスがかかっていたものと推測されます
あ、トイレの奥には黒い点が続いている…。お尻にもべっとり黒いものが。

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2階ステージ

合間に休憩しているチャレンジャーに、廊下で響きます。
「コードブルー、2階歯科外来」

ソラストさんの誘導のもと、歯科外来特有のニオイのなかに突入していくと歯科の椅子に意識を失った傷病者。
歯科衛生士さんは動揺して責任を感じ、座っている傷病者の心臓を一生懸命にマッサージ。「私のせいで、わたしの…。」聞けば、局所麻酔をうったあとすぐに全身が真っ赤になって意識を失ったのだといいます。

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狭い診察室、慣れない環境下での急変対応にとまどうチャレンジャー。患者さんの腕の血管(静脈路確保困難練習用の模擬前腕)も蛇行してルート確保も難しそう…。歯科衛生士の動揺をなだめ、質の保たれた胸骨圧迫から始まるICLSがはたして出来るのか…?




3階ステージ

今度はどこだ?「コードブルー、コードブルー。3階リカバリールーム」
どんどん集まってくるスタッフは総勢10名以上、チャレンジャーとともにあちこちから急変現場にかけつけてきて部屋はすぐに熱気むんむん
痙攣が止まった患者さんは、意識はなさそうだけど…呼吸もしてるようにも見えるし??喘いでいるような?

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(そうか、死戦期呼吸か!)「だれか胸骨圧迫をー!」
指示もあちこちから飛び交い、個人個人がうごいてまったく統制がとれない混沌とした雰囲気になっています。装着していたモニターもどこかはずれて心静止みたいになって、どこかの麻酔科医や心臓血管外科医役のスタッフが慌てて挿管しようとしていたり。指示も通っているのかいないのか

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ぼくがリーダーをします!」チャレンジャーがリーダー宣言すると、その指示に従いきびきび動き始めるスタッフ達。
「モニターVF、除細動します」「離れて!」いち早い電気ショックで傷病者の心拍は再開し、心臓は鼓動を取り戻しました。

ICLSコースではなんでもないようにこなしていたリーダー役でしたが、実臨床の場をリアルに再現された急変対応シナリオでようやく、リーダー宣言とチームビルディングの重要性を体感していたようです。

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スタッフ紹介

今回参加いただいたのはチャレンジャー3チーム、運営スタッフ34名(看護学生さん10名、救急救命士さん4名、院外からの看護師参加2名を含む)でした。職種も医師・研修医・看護師はもちろん、栄養士さん、医療秘書さん、事務局と多岐にわたりご協力いただいております。

1階スタッフ 化粧室での急変
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2階スタッフ 歯科口腔外科外来での急変
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3階スタッフ リカバリールーム(病棟に似せて)での急変
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スタッフの皆さん、ありがとうございました。楽しみながら学べるいい機会になればいいなと思っておりましたがいかがだったでしょうか。

また、さまざまな場所で突発的におこる急変現場を想定しての訓練でしたので、当日、関係各所におきましてはご迷惑をおかけしたと思います。そして資器材や服装などご協力いただきました方には、この場を借りてお礼を申し上げます。

この院内ラリー、ひきつづき行っていければと思いますので、来年度も宜しくお願いします。
「院内」で起こった急変対応シナリオなので、チャレンジャーは院内からの募集ですが、スタッフに関しては院外からも公募していますので、em-net KOCHIのメーリングリストをチェックしてくださいね。では。
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ハートシム君もお疲れ様。

Posted on 2015/03/04 Wed. 18:29 [edit]

category: 訓練

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