10 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.» 12

それいけ!ドクターヘリ

高知医療センターでの日々と思いを、アンパンマンと高知の写真と共に綴る高知ドクターヘリのブログ

雲海 

こんばんは。

上司からのパワハラにより記事を書かせていただいております山本と申します。

少し自己紹介をさせていただきます。
私、救急科としての歴は浅く、後期研修医としてお勉強させていただいております。
ヘリは当センターに来てから乗るようになり、まだまだ独り立ちもできていない半人前のひよっこの取るに足らない人間です。
医者ですが、英語は全くできません。なぜなら私はJapanese SAMURAIだから。

さて、本日はなんとも体調の優れないコンディションでのフライト当番でした。
朝から「鳴っちゃダメだ鳴っちゃダメだ鳴っちゃダメだ鳴っちゃダメだ鳴っちゃダメだ鳴っちゃダメだ」と○ヴァンゲリオンばりに思っていたのですが、鳴らないにこしたことはないし誰も事案が起こって欲しくないのは一緒。だけどそんな時に鳴るんだヘリ要請。早朝の要請です。
なんだかんだで早く一人前になりたいのでなんとかヘリまで走ります。
そしてヘリポートに着くと整備士さんが親指を立てて「乗れ、ボウズ」と目で訴えてくるので乗り込みます。
ヘルメットをして、シートベルトをして、機内無線で「後ろ(医師、看護師、患者さんの空間)オッケーでーす」と準備完了の合図。
操縦士さんが「了解(`・ω・´)キリッ」と返事していざ出陣。場所は嶺北。多分左上のところらへんと、土地感ないので推測。

ばばばばばーっと飛び始めてその間に無線を使って情報収集などを行います。
どうやら脳卒中のよう。
ああしてこうしてあれがああなってこれがここでこの瞬間でこの人が茶々入れて、y=x2+tan60°、compliance=ΔV/Δ・・・などなどガリレオばりに想像を巡らせて事前の準備をしま・・・

と、ここでスタッフ一同予想だにしなかった光景が!

様々な好条件が重なってやっとできる雲海がなんとそこにあるではないですか。

雲海(うんかい)とは山や航空機など高度の高い位置から見下ろしたとき、雲を海に例える表現。山で見られる雲海は、山間部などでの放射冷却によって霧、層雲が広域に発生する自然現象による。
雲の海に山々が島のように浮かんでいるように見えることから雲海と呼ばれる。
かつては雲が遥かに見える果てしない海原のことを「雲海」と呼んだことがあった(例:「雲海沈々として、青天既に暮れなんとす」(平家物語・七)。

とかつての恩師、wikipedia先生が言っていました。
トマムの雲海テラスや竹田城が有名ですね

そんな奇跡の光景が眼前に。
下は無線を操りながら私が撮った写真の一枚です。
雲海テラスでも雲海を見たことがあるのですが、その時と同等くらいの立派な雲海でした。
操縦士さん達は雲が敵なので大変そうでしたが・・・

こんな悪天候でもうちの操縦士さんのフライトテクニックを持ってすれば現地まで行けるわけです。
少し試行錯誤しましたが無事患者さんに接触し、脳卒中疑いで他院へ搬送させて頂きました。

患者さんにとってもフライトスタッフにとってもハッピーなフライトでした
これぞハッピーフライト

幸せな気分でしたが、それを上司に善意で写真を見せた結果がこれですよ・・・
記載に1時間かかりました。超勤請求します。

以上、山本がお送りしました。
乱文で申し訳ありません。
次回はブログ主による「ドクターヘリとカツオと私」をお送りさせて頂きます。

DSC_0062.jpg
スポンサーサイト

Posted on 2014/11/28 Fri. 20:06 [edit]

category: 事案

TB: 0    CM: 7

28

外傷が先か、脳梗塞が先か? 

重機による挟まれ外傷で意識朦朧とのヘリ要請。

全身びっしょりでショック状態…。
体幹部には目立った外傷がなく、不穏状態であるものの右半身を動かしません。瞳孔は左右差があり、外傷による脳出血が疑われました。
この時点で受傷から30分ほどしか経過していません。硬膜外血腫であれば、瞳孔が開ききるまでに早期の手術による介入が必要となり早い処置が必要になります。まだまだ若い60代の男性ですので後遺症なく治療ができれば、と思いますがそうなると時間との戦いになりますね。

ところが!
CTでは脳出血なし。
結果的に、頸動脈の途絶による脳梗塞であることがわかりました
脳梗塞で運転を誤って事故につながったのか、はたまた事故による外傷で頸動脈が損傷したのか?
この場合、受傷機転も重要になりますのでいかに関係者から聞き取りを行っていたかが問題です。

なんでもそうですが、一筋縄ではいかないのがこの世界
さらに研鑽を積みたいと思います。

アンパンマンもお疲れ様でした
DSC_0036 (1)

Posted on 2014/11/12 Wed. 06:59 [edit]

category: 事案

TB: 0    CM: 0

12

消防学校訪問 

本日は消防学校初任科のみなさんへ、ドクターヘリについての講義をしに当救命救急センター長が行ってきました。
その締めとして、ドクターヘリを要請したとしてひとっ飛び。
消防学校のグラウンドをヘリポートとして着陸。
そこに待っていたのは、消防学校の救急車と模擬患者さん。訓練用の無線交信を行って着陸し、実際の一連の動きを、説明を交えながら診療しヘリ収容。
IMGP1449.jpg

その後はヘリ実機を見学していただきましたが、ただいまの機体は代替え機なので、前や後ろにいつもの元気な顔が写っていませんので、アンパンマンも一緒にのせてみました。
IMGP1527.jpg

覚知要請、着陸時の動き、医師接触後の処置介助方法、ヘリ内の資機材など、多くの学びをしていただきました。
ヘリの中をじっくり見れる機会は、そうありませんので
実践に生かしてもらえればうれしいですね。

Posted on 2014/11/10 Mon. 18:41 [edit]

category: 事案

TB: 0    CM: 0

10