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それいけ!ドクターヘリ

高知医療センターでの日々と思いを、アンパンマンと高知の写真と共に綴る高知ドクターヘリのブログ

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CSのお仕事 

 今日も高知県ドクターヘリは有効活用されていますが、これもひとえに消防の判断と要請があってこそ。
 たとえばドクターヘリで5分圏内の胸痛、現場での12誘導心電図と心エコーで前壁の急性心筋梗塞と診断され、当院搬送。救急外来で準備中にVF(心室細動)となりすぐに除細動を行うも難治性。心臓マッサージ継続しながらカテーテル室に直行!すぐにPCPSがまわりはじめ、閉塞していた冠血管をカテーテルで開通させました…。
 この症例、救急車で搬送されていたら、途中で心肺停止の状態になっていただろうと思われます

 こんな時、CSは消防からのヘリ要請ホットラインを受け取ったあと、ヘリのエンジンスタートの連絡を行います。高知県内の天候はすでに把握しており、基地のある県中央部は朝靄と小雨があるものの次第に回復傾向となってくるということを朝のブリーフィング(打ちあわせ)で確認済みです。

 ヘリが現場に着陸するまではCSは各部署の調整で大忙しです。航空管制への連絡、現地消防本部からの情報収集を行い、現在の救急隊の場所とこれからの動きを把握してドクヘリに無線連絡。着陸予定のヘリポート場所の無線連絡と警戒隊の有無と到着時刻を確認。追加情報が回ってくれば、隣の救急外来スタッフに伝令、などなど
 ヘリポートと消防管区の地理関係、現場の地形、各消防の対応の特徴など知っておかないとならないことはあまたで、画一的には対応できません。コミュニケーション・スペシャリストならではですね。そしてこちらのCSさんたちはヘリの操縦士の資格を持っていますので操縦士の考えも、よく伝わるようです。

 事案が一段落した後も、事後処理として時系列の記録や事務処理を行います。運航に関する問題があれば、その処理があります。一日の運航が終了すればスタッフ全員でデブリーフィングを行い、反省点などを抽出します。

 ヘリ要請がないときは、何をしているのでしょうか?
 ドクターヘリおよび消防、病院との連絡調整や運航会社との事務連絡、ヘリポート情報の整理など、やることは山積みです。ヘリ事業は365日運航ですので、もちろん勤務は交代で行われ、数日ごとに数名で担当が変わります。高知県のドクターヘリは香川県高松市に本社をもつ四国航空さんが行っていますので、高知に家のない方は、むこうから出張の形で来られています。

それから、CSさんについては、2011年8月24日の記事も参考にしていただければと思います。

このブログ、フライトナースになりたい、CSになりたい、という方からのリクエストが多く、質問に答えるようにしております
またなんなりとご質問・ご連絡おねがいしますね

DSCF02181.jpg
丘を上がってくる救急車を待つフライトナース(※文章とは関係ありません)
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Posted on 2014/09/22 Mon. 18:26 [edit]

category: 事案

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満月とドクターヘリ 

月ですそして今宵は月がいつもより大きく、明るく見えます。
楕円形に回っている月と地球の距離が最も近くなるタイミングで、このように見えるそうです。
スーパームーン、というようです。
ドクターヘリとこの大きな月のツーショット写真を撮りたかったのですが、ドクターヘリは日没までに基地に帰投しなければならないので、日没間際に要請があった本日でさえ、月が十分でてくる時刻にはすでに格納庫の中
しかも、高知の月の出が18時21分、太陽の入りも18時21分。満月だと同時刻になってしまうんですね。
では、家に帰って月見酒したいと思います
DSCF1238.jpg
スーパームーンの明かりに照らされる、ドクターヘリ地上格納庫

Posted on 2014/09/09 Tue. 20:46 [edit]

category: 事案

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フライトナースの悩み 

高知県ドクターヘリのフライトナースは、現在6人。

日々の担当はひとりずつになります。
見習い期間が終わってひとり立ちすると、もちろんそれぞれのフライトナースが現場や救急車内、ヘリ機内で看護や介助、家族対応などを行うわけですが、実際にどのような感じでやっているのかをお互いにみる機会はなくなります。
ほかのナースはどういうふうにやっているんだろう…?不安のひとつです。
その環境は、お互いのやっていることをみれる救急外来とはちがうところであり、ヘリで行く現場で長くやっていると、自分のやっている順番や方法に改善点があるのかどうかさえわからなくなってくることがあるようです。

そこで、昨日はシミュレーションという形で他のナースがやっているのをみれる状況での処置介助をしてみました

CIMG91691.jpg

処置をするのはヘリポートまで来ている救急車の中が圧倒的に多いんですね。病院車を使わせていただき、狭い空間での胸腔ドレーンを挿入する場面をつくってみました。
処置の清潔さを考慮すると、どうしても入れなければバイタルに影響するというときを除いては、病院外でいれる機会はあまりないのですが、それだけにこのような想定は面白みがあります。

CIMG9182.jpg

胸腔ドレーンは、肋骨骨折や肺挫傷などで胸に血液や空気がたまることで出現する呼吸苦や血圧低下に対して、管をいれること(ドレナージ、といいます)で身体の外に排出して症状を軽減させるものです。
胸は右側、左側とあります。救急車内は左側に壁があるので、傷病者の左側に処置を行うことは右に比べればすこし難しくなります。
ベッドを右側にずらしてもらうテクニックも有効なことが、身をもって体験できました。

遭遇したことのない処置にあたった場合はとくに考えさせられます。資器材をバッグからだしてくるのも言われてから出すのではなく、準備しておく。
エア想定でやることもあるのですが、今回の目的は実際の場合どうなのか?ということ。
滅菌日切れのトロッカーや物品の包装をやぶって実際に出すことで、物品を展開する場所ひとつにしても工夫がみられました。よこの座席を整理してスペースを確保してもらう、身体の上に置くとどうなるのか?など普段の疑問がすこし解決したようでした。

CIMG91911.jpg

また趣向を凝らしながらやっていきたいと思います。
でもフライトドクターも一緒の不安をかかえていると思いますので、定期的にできると、いいコミュニケーションの場になりますね

CIMG9223.jpg

Posted on 2014/09/04 Thu. 18:13 [edit]

category: 事案

thread: つぶやき  -  janre: ブログ

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